１ 現在の場所での設立の経緯と50年の伝統

当事務所は，弁護士佐藤三郎が平成15年4月に東京都千代田区神田小川町所在の田邊・市野澤法律事務所（当時）から独立して，千代田区麹町で設立し，昭和42年から千代田区西神田で事務所を経営していた父親の弁護士佐藤唯之と合流してできた事務所です。弁護士佐藤唯之の開業から考えると50年以上続いています。

２ 幅広い取扱い分野と当事務所が得意とする分野

当事務所では，企業法務，事業再生，事業承継，倒産等のビジネスに関する分野から，一般民事事件（貸金，不動産，交通事故等），家事事件（離婚，相続，成年後見等），債務整理事件，刑事事件等の個人の分野まで各種の事件を取り扱っています。 幅広い分野において，高いクオリティのリーガルサービスを提供することを事務所の目標としています。
①弁護士の今までの経験から，当事務所では，事業再生や企業の倒産に関わる事件における豊富な実績及びノウハウの蓄積を一つの特徴としています。
②成年後見人や相続財産管理人に選任された経験を通じて，高齢化社会における高齢者の問題（遺言・成年後見）や遺産分割協議や遺留分減殺請求等の相続事件における知識やノウハウも豊富にあることがもう一つの特徴です。
③弁護士会における中小企業の支援のための活動や他士業との連携の活動を通じて，一般的な企業法務（契約書作成，紛争処理，紛争予防，債権保全・回収，労務等）だけでなく，事業承継やコンプライアンスなどに関する最新の知識やノウハウも有しています。
④交通事故相談センターや自賠責保険審査会等での経験から，交通事故についても豊富な知識と経験があります。
⑤弁護士が勤務していた法律事務所が離婚事件も得意としていたことから，離婚事件についても豊富な知識と経験があります。

３ 良識と品格を重視した事件処理

当事務所の方針は，弁護士が職務上身につけている幅広い知識・経験をもとに，弁護士の良識・品格に従い，法的判断を提供することにあります。現代社会においては，法律問題が多様化・高度化しており，法律事務所に求められる業務内容も多様化・複雑化していますが，専門分野に特化するのではなく，弁護士が身につけている幅広い法的な知識・経験をフルに活用して，依頼者のニーズに応じた最善の判断をすることを目指しています。そのために，当たり前のことですが，当事務所では，弁護士が各種分野の研鑽に励むよう日々努力し，自ら責任をもって事案を処理しています。

４ 事務所の規模を補う外部専門家の活用及び連携

当事務所の特徴は，弁護士会その他の活動を通じて，日ごろから他の事務所の弁護士のほか，税理士，公認会計士，不動産鑑定士，社会保険労務士など，各士業の専門家と密接な交流をしている点にあります。それにより築かれたネットワークを通じて，必要があれば，各分野に精通した外部専門家にも積極的に協力を要請し，連携することにより，事務所としては小規模ですが，多様化・高度化した現代社会における，より良いサービスの提供をさせて頂いています。 なお，税務・行政・知的財産・医療などの特殊性の強い法的手続については，より専門的な事件処理のために，事務所外の弁護士を紹介させて頂くことがあります。